ビジネスシーンでよく使われる「うちあわせ」という単語には、異なる書き方が存在します。
主に「打ち合わせ」と「打合せ」という表記が一般的で、時々「打合わせ」や「打ち合せ」とも書かれます。
いつも変換する時に、どの表記が正しいのかよく分からなくなっちゃうのよね・・・
本稿では、これらの表記の違いと、公式文書での正しい使い方について詳しく解説します!
ビジネスメールから、普段のLINEなどのやり取りで、ふと気になった時に活用していただければ嬉しいです!
「うちあわせ」の標準的な表記は「打ち合わせ」
日本語で「うちあわせ」を使う際には、様々な書き方が可能です。
辞典で調べてみると
「打(ち)合(わ)せ」との記載が見られる一方で、
・打ち合せ
・打合わせ
・打ち合わせ
など複数の表記が許されています。
こんなに何パターンも送りかながあるのね!?こりゃ迷うわ・・・
これらは文脈に応じて適宜選ぶことができ、文書でよく使われるのは「打ち合わせ」です。この形式を採用する理由は、漢字、送りかな、全てを使っていることで、読みやすさと読む上で一番誤解を与えない可能性が高いことからです。
この表記が好まれているのは、明瞭性と理解のしやすさを重視しているからなんですね。
確かに!打ち合わせなら、誰でも間違いなく「うちあわせ」って読めるよね!
公用文での「うちあわせ」の推奨表記は?
公用文での「うちあわせ」表記については、文化庁の「送り仮名の付け方」に基づく明確なルールがあります。
複合語の場合、各漢字の単独使用時の送り仮名を基準にして表記します。
例えば、「うちあわせ」は「打つ」と「合う」から成る複合語であり、「打ち合わせ」が推奨される表記です。
公用文ではこの表記が適しており、公文書やビジネス文書、法律文書やメディア出版物にも同様のルールが適用されます。
この選択は、読み手の理解を助けるための配慮からです。
きちんとした文書でも、打ち合わせが正解ってことですね!
けれど打合せも公用文でOKとされている例があります。次で詳しく見ていきましょう!
「打ち合わせ」と「打合せ」の表記における公用文での規範
「うちあわせ」の公用文での表記は、文化庁が定める『送り仮名の付け方』の通則に従っています。この中で、送り仮名の省略も一定の条件下では許されています。
具体的に、「打ち合わせる」という形から、「打ち合せる」や「打合せる」といった形も受け入れられることがあります。これは、テキストが読みやすく、誤解の余地がない場合に限定されます。
加えて、仙台市教育局の『新訂 公用文の書き表し方の基準(資料集)』によると、「打ち合わせ」と「打合せ」の両表記が公用文で許可されています。
これは、公用文書で広く使用される基準を示すもので、どちらの表記も公用文書で使用可能です。
ただし、「打合わせ」という表記は特にこの文書には見当たらないため、「打ち合わせ」や「打合せ」が適切な選択とされています。
公用文における「打ち合わせ会」または「打合せ会」
「うちあわせ会」という言葉について、内閣告示に基づいてその表記が定められています。
送り仮名の使用について
内閣告示によれば、送り仮名の使用に関しては、活用のない単語であって読み間違いが生じない場合には省略が許されています。この基準に基づいて、「打ち合せ」や「打合せ」の表記が認められており、「打合せ会」も公用文における許容される表記の一つです。
したがって、「打ち合わせ会」と表記するのが基本ですが、「打ち合せ会」や「打合せ会」を使用しても問題ありません。しかし、「打合わせ会」という表記は受け入れられていないため、公用文では使用されていません。
法令用語としては「打合せ会」がよく用いられ、場合によっては「新商品開発打合会」のように表記されることもありますが、これはデザインや視認性を考慮した結果です。
確かに、タイトルに使う時だと、送りかなは省略したほうが見た目がうるさくなくていいかも!
一般的な文書では「打合」や「打合会」といった表記は使われる事は少なく、「うちあわせ」や「打ちあわせ」といった表記を使っていく方が無難でしょう。
打ち合わせの送りかなの定義とガイドライン:まとめ
本記事では、異なる表記の選択肢について解説しました。
普段の文脈ではどの表記でも使用できますが、平仮名のみや漢字と平仮名の混ざった表記は基本的に避けることが推奨されます。
公式文書では「打ち合わせ」という表記が推奨され、他のメディアもこの標準に従うのが一般的です。