ビントロングという名前を聞いたことがあるでしょうか。
珍しい名前ですが、この動物は東南アジアの森林に生息しています。
この記事では
・ビントロングはペットとして飼えるのか?
・ビントロングってどんな動物?
について解説していきます!
ビントロングの値段と飼育の現実
見た目も性格もユニークなビントロングですが、もし飼いたいとなるとどうなるのでしょうか?
その理由のひとつは、彼らの生息地が急速に失われているからです。
森林伐採や開発の進行が進み、ビントロングの生活環境が狭められています。
さらに、密猟による捕獲が生息数の減少に拍車をかけています。
この結果、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストで絶滅危惧種(VU)に分類されることになりました。
そのため、保護のための規制が設けられており、ビントロングを個人でペットにすることは基本的に禁止されています。
一部の特別な許可を持つ施設やペットショップでは、ビントロングを飼育している例もあります。
しかし、そうした場合でも購入価格は非常に高額で、約210万円もの費用が必要とされています。
これは、新車の自動車を購入するような金額であり、簡単に手が出せるものではありません。
また、ビントロングは野生動物であるため、未知の病原菌を持っているリスクも指摘されています。
健康管理や飼育環境の整備には専門的な知識が必要であり、安易に飼うことはできません。
現在の状況では、ビントロングをペットとして飼育することは現実的ではないと言えます。
ビントロングの概要
ビントロングはジャコウネコ科に属しており、別名「クマネコ」や「クマジャコウネコ」と呼ばれることもあります。
日本には生息しておらず、主にインド北東部やインドネシア、カンボジア、タイなどで見られる動物です。
彼らは樹上で暮らすことが多く、一匹でいることもあれば、少人数の群れで生活することもあります。
体長は大人になるとおよそ61~97センチほどで、尾も同じくらいの長さを持っています。
この尾は特別な特徴を持ち、筋肉が発達していて、木の枝などをしっかり掴むことができるのです。
さらに、この動物は「ポップコーンのような匂い」がすることで知られています。
この香ばしい匂いは、人々の間で一度嗅ぐと忘れられないと話題になっています。
性格はとても穏やかで、愛らしい一面を持ち、人間にも馴れやすいとされています。
訓練をすれば簡単な芸を覚えることもでき、賢い動物と言えるでしょう。
また、木の枝の上でもバランスを崩さず動くことができ、その器用さにも驚かされます。
ビントロングの値段は?ペットとして飼うことは可能?まとめ
ビントロングの値段は約210万円と高額で、野生動物のため、ペットとして飼うのは困難でした。
ビントロングの概要について最後に表にしてまとめました。
項目 | 詳細 |
---|---|
生息地 | インド北東部、インドネシア、カンボジア、タイなど |
主な生活環境 | 樹上生活、単独または小規模な群れで生活 |
体長 | 約61〜97cm |
尾の特徴 | 物を掴むことができる筋肉質の尾 |
体臭 | ポップコーンのような香ばしい匂い |
飼育価格 | 約210万円 |
現状 | 絶滅危惧種(VU)、ペットとしての飼育は困難 |
愛らしい姿に飼ってみたいと思うかもしれませんが、絶滅危惧種のビントロングの飼育は難しいようですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!